道路の無電柱化

電柱は電線などライフラインに直結するさまざまなケーブルを支える重要な役割を担っており、生活に不可欠なものとなっていますが、その一方で、道路や歩道が狭くなることで事故が発生しやすくなることや、街の景観を損ねること、台風や地震といった自然災害によって倒壊する危険性があることなどの問題があります。
そうした問題を解決するため、現在、国土交通省や地方自治体によって道路の無電柱化が推進されています。
道路から電柱をなくすための方法としては、地中にケーブルを埋設する方法と、住宅の軒下や裏庭にケーブルを敷設する方法が一般的となっています。
こうした方法はヨーロッパなど、景観を保護する必要がある都市などで広く用いられています。
ただし、電柱をなくすことはさまざまなメリットがある一方で、特有のデメリットも存在します。
電柱をなくしてしまうと、電線の状態のチェックが困難となるため、破断しそうな箇所を早期に発見することができなかったり、災害時の復旧作業にも時間がかかる可能性があります。
特に豪雨や豪雪といった災害の場合、地中に埋設してしまうと復旧工事そのものが行えない可能性もあります。
また、電柱をすべて撤去して新たにケーブルを敷設するには莫大なコストがかかるため、財政面の負担が大きいことも問題となっています。

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